腰痛で体を動かすと痛い!動かし続けるとヘルニアになる?

ジッとしてれば大丈夫だけど体を動かすと腰痛が…。その腰痛、そのまま痛みを堪えて体を動かし続けると腰椎椎間板ヘルニアになる可能性があります。今回はその原因とセルフケアについてお伝えします。
目次
腰痛で体を動かすと痛い!その原因は?
腰痛で体を動かすと痛いのは、体の硬くなった筋肉が原因です。
腰痛と一口に言っても、体を動かす動作によって2パターンの腰痛があるのです。
パターン①腰を前に曲げると痛い場合
腰を前に曲げる動作(前かがみ又は前屈の動作)で腰痛がある場合、腰から足先までの筋肉の硬さによって腰痛が出ている可能性が高いです。
この腰痛パターンは、デスクワーカーさんや工場勤務の方で長い時間の「座り仕事」や「中腰の姿勢」が多い人によく起こります。
人間の筋肉というのは15分以上同じ姿勢でいると、その姿勢のまま筋肉が固まり始めます。
座り仕事での前かがみの姿勢、工場内の立ち仕事での中腰の姿勢が長く続くと腰から下の下半身の筋肉が硬くなって腰痛が出てしまいます。
パターン②腰を後ろに反らすと痛い場合
次に腰を後ろに反らす動作で腰痛がある場合、腰から首までの筋肉の硬さによって腰痛が出ている可能性が高いです。
この腰痛パターンは、店内や工場内で「重い荷物を持ち上げる力仕事」をしている方に多くみられます。
中腰の体勢から一気に重たい荷物を持ち上げることで、首から背中、腰までの筋肉が一気に硬くなります。
その瞬発動作と筋肉疲労の蓄積で腰痛が出てしまうのです。
腰痛で体を動かすと痛い!のを放置すると腰椎椎間板ヘルニアになる?
パターン①にしてもパターン②にしても腰に負担が掛かる場所は変わりません。
どちらの動作も腰痛の痛みをいつまでも我慢しているといずれ症状が悪化して最悪「腰椎椎間板ヘルニア」になる可能性が高くなります。
腰痛が腰椎椎間板ヘルニアにならないようにするには?
ただの腰痛から「腰椎椎間板ヘルニア」にならないようにするには、とにかく腰痛の状態で腰周りの痛みを改善してしまうことです。
腰痛が改善されれば、腰椎椎間板ヘルニアになる確率グッと下がります。
ただの腰痛の場合、仕事を根詰めないようにするのはもちろんですが、仕事が終わった後はお風呂などで腰の筋肉をしっかり温めて柔らかくするようにしましょう。
寝る前に腰にホッカイロを貼って寝るのもいいですね。
腰痛で体を動かすと痛い!動かし続けるとヘルニアになる?のまとめ
風邪もそうですが、なんでも悪いものは悪化する前に症状を改善してしまった方が後にも先にも治りが早いです。
女性の患者様の場合、体の状態が少しでもおかしいと整骨院に来てくれますが、男性の患者様の場合、ギリッギリまで腰痛を我慢して整骨院に来られることが多いです。
その時には大体手遅れの腰痛になっていて、その腰痛を改善するために費用と時間を割いていただく事が多いです。
男性患者様はそうなる前に適切な腰痛治療を受けるようにしてください。
体を動かして痛い時点でもう腰痛は始まっていますからね!